世界一周の旅立ちまで、まだだいぶ時間があるので、
旅行にまつわるエピーソードを記しておこうと思う。
フィリピンは近いこともあって、40回以上は行ってきた。
すべてふみすけと一緒のダイビング旅行なので、お姉ちゃん目的ではない。
通いだしたのは2008年頃からだったと思う。
最初の2,3回は何事もなかった。
その後、空港のイミグレで必ず別室に拘束されるようになってしまったのだ。
はじめは訳分からず、パスポートを細かくチェックされ、渡航歴をしつこく聞かれた。
ひどい時は、窓口の担当者に
「おまえの乗る飛行機はない!さっさとあそこのオフィスに行け!」
とパスポートを投げつけられた時もあった。
フィリピンでは犯罪者リストを名前だけで管理している。しかもローマ字表記で。
無関係な人間だと分かっても、そんなことは記録されない。
しかもリストは更新されることも消されることもないのだ。
懲りずに何度も別室送りになるので、オフィスのお偉いさんもさすがに自分のことを覚えてくれた。
また、来たの!?
とあきれられるが、ここに寄りたくて来てるわけじゃない。
そして。また来るんだったら、マニラの入国管理局に行って証明書をもらってこいと言う。
同姓同名で引っかかる人は多くて、別人である証明書を発行する仕組みがあるのだ。
もちろん有料(当時で500ペソ)、良く考えられた商売だ。
フィリピンの大使館などにも相談してみたが、この証明書を取る以外に方法はないらしい。
でも、マニラはトランジットにしか使わないので入国管理局など行ってられない。
もちろん本人が行って、面談を受けて、、、と、やっかいこの上ない。
幸いなことに現地のダイブショップに相談してみたところ、旅行代理店の人を紹介してくれて、
代行で取得してくれることになった。このやり取りもやや大変だったけどここでは割愛する。
費用は実費の4,5倍だったと思うが安いものだ。
(逆にお金出せばどうにでもなっちゃうフィリピンらしい)
そして、ついに得られたBI Clearanceと呼ばれる証明書だ。
この証明書の効果は絶大でイミグレの係官のマユがピクっと反応しても、
この書類を見せるとおとなしくなる。まさに黄門様の印籠である。
その後も10年以上はこの印籠に助けられてきた。
そんな大事なものを2年ほど前の渡航時に紛失してしまったのだ。
まだまだフィリピンに行きたいところ潜りたいところがある。
取得してから15年近く経ってるし、フィリピンではeTravelという入国システムが導入されている。
もしかしたら、、、と期待したが、やはり別室送りは再開されてしまった。
離島に引っ越したこともあり、以前より行きづらくなってしまったので、
これを機にきっぱりとフィリピンとはお別れすることにした。
もはや、わひの世界地図にフィリピンという国は存在しない。
近くてもっとも遠い国となってしまった。


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